夕景の動画が3台のMacディスプレイに広がる動くデスクトップのコンセプトイラスト。Muralumeの実画面ではありません。

Muralume:ローカル動画をMacの動くデスクトップに

Muralumeは、ローカル動画を再生し、動くデスクトップ背景にもできるMac用プレーヤーです。ライブラリ、複数ディスプレイ、インストール方法とライセンスを紹介します。

要点
  • ローカル動画をライブラリで整理し、動くデスクトップ背景として再生。
  • 複数ディスプレイで同期表示するか、画面ごとに別の動画を設定。
  • Mac App Storeから入手でき、公式v1.5.0 DMGも提供。

Muralumeは、Mac用のネイティブ動画プレーヤーです。ローカルの動画をライブラリで整理して再生するだけでなく、その映像をデスクトップの背景として使えます。ファイルをオンラインのコレクションに変えることなく、手元の動画を1台または複数のディスプレイに表示できます。

単なる壁紙アプリとは少し違います。メディアライブラリ、プレイリスト、再生操作にDynamic Desktopを組み合わせつつ、動画ファイルはこれまでの保存場所に置いたまま使えます。

プレーヤーの先にある、動くデスクトップ

動画は通常のプレーヤーウィンドウで再生することも、動くデスクトップ背景として表示することもできます。同じローカルライブラリから切り替えられるため、普段見ているクリップをウィンドウの背後に流せます。

動く背景の上には、通常どおりmacOSのファイルやウィジェットを置けます。前面のプレーヤーで画面を占有するのではなく、ほかのアプリを使いながら動画をデスクトップで再生する使い方です。

ファイルを移動せずにライブラリ化

ローカルフォルダを参照し、サムネイルを表示して、増えてきた動画を名前や場所で並べ替えたり検索したりできます。アプリの起動中にフォルダ内のメディア変更を検出できるため、いつもの保存先に動画を追加する運用にも合います。

これはライブラリ表示であり、動画を別の管理アーカイブへコピーする仕組みではありません。READMEでは選択したメディアへの読み取り専用アクセスが説明されており、元ファイルは保存した場所に残ります。フォルダ構成や容量管理はそのまま自分で行えます。

全画面を同期するか、ディスプレイごとに分ける

複数のディスプレイでは、ひとつの動画を同期して表示する方法と、画面ごとに別のループ動画を使う方法を選べます。モニターのサイズが異なるデスクでも、ひと続きの景色か、それぞれ独立した背景かを決められます。

日によって落ち着いた統一感を優先したり、各画面に違う映像を割り当てたりできるのがポイントです。リポジトリはこれらのモードを選択肢として説明していますが、あらゆるディスプレイ構成での動作を検証したという意味ではありません。

プレイリスト、キュー、日常の再生操作

カスタムプレイリストで、作業内容や時間帯、表示先ごとに動画をまとめられます。動画の追加と並べ替え、プレイリスト内検索に対応し、アプリを開き直したときに前回のプレイリストへ戻ることもできます。

キューでは次・前の動画への移動、シャッフル、リピートのほか、シーク、音量、再生速度を操作できます。v1.5.0では、キューの作成と移動を高速化し、滑らかな切り替えを初期設定で有効にしたと案内されています。

字幕やメディア情報も手元で確認

動画に含まれる音声や字幕トラックを切り替え、ローカルのSRTまたはWebVTT字幕ファイルを読み込めます。字幕の見た目も調整できるため、字幕があると見やすい映像や、離れたディスプレイでの再生にも便利です。

情報パネルではコンテナ、コーデック、解像度、フレームレート、色、音声トラック、字幕などを確認できます。再生画面をJPEG画像として保存する機能もREADMEに記載されており、デスクトップ演出以外の動画視聴にも使えます。

電源や表示状態に合わせるSmart Pause

Dynamic Desktopの再生には、表示状態やシステム・電源条件に応じる任意機能Smart Pauseを組み合わせられます。動く背景が必要ない場面で余計な再生処理を抑えながら、手動操作もできる設計です。

アプリを開き直したときに現在のセッションを復元でき、ログイン時に起動する設定を使えば、サインイン後にデスクトップ動画を再開できます。最適な挙動は、ディスプレイや電源の使い方によって変わるため、自分の環境で設定を確かめてください。

拡張子だけで再生可否は判断できない

READMEには、macOSで一般的な動画コンテナのほか、Muralumeが認識できる追加の拡張子も記載されています。ただし拡張子はファイルの種類を示すもので、内部のすべてのコーデックが再生できる保証ではありません。

実際の再生可否は、AVFoundationとインストール済みmacOSがデコードできる形式に依存します。カメラ映像やアーカイブ、ダウンロード動画など特定のファイルが重要なら、大量に登録する前にMacでそのファイルを試してください。

Mac App Storeからインストール

プロジェクトのREADMEは、Muralumeの正確なMac App Store掲載ページへリンクしており、無料、Appleシリコン、macOS 14以降と案内しています。まずストアから入手すれば、その後のアップデートもApp Storeで管理できます。

直接ダウンロードしたい場合、公式v1.5.0リリースにはMuralume.dmgもあります。ストアの代替手段として使えます。ビルド内容は公式リリースで確認してください。Mac App Storeを開く、またはMuralume.dmgをダウンロードできます。

open "https://apps.apple.com/app/id6799577992"

v1.5.0での改善

2026年10月25日に公開されたv1.5.0は、大きなメディアライブラリの応答性を中心に改善しています。リリースノートでは、インポート、更新、並べ替え、検索を高速化し、キューの作成や移動で繰り返されるインデックス処理を減らしたと説明されています。

再生、字幕、Dynamic Desktopのバックグラウンド処理も削減されています。キューの滑らかな切り替えは初期設定で有効になり、ユーザーが明示的に保存した設定は維持されます。メディアを素早く切り替えた際のキャンセル処理とリソース管理も改善対象です。

ローカル処理とライセンスの境界

プロジェクトは、ローカルでの処理、選択したメディアへの読み取り専用アクセス、アカウント不要、メディアのアップロード・製品テレメトリー・自動クラッシュ報告なしを掲げています。Macに保存しているファイルを使うデスクトッププレーヤーを探している人に合う設計です。

ソースコードはMITライセンスですが、Muralumeの名称やプロジェクトが指定するブランド素材はその許諾に含まれません。サードパーティ製コンポーネントにも個別の条件があります。改変版を再配布する前に、リポジトリとライセンスファイルを確認してください。

Muralumeが向いている人

Appleシリコン搭載MacでmacOS 14以降を使い、動画をローカルに保存していて、お気に入りのクリップをデスクトップの景色にしたい人は試す価値があります。プレイリストやディスプレイごとの表示方法も、動画フォルダを日常的に使うと便利です。

クラウド同期ライブラリや、すべてのコーデックでの再生保証が必要な場合には向きません。現在の機能と配布方法は、READMEとv1.5.0のリリースノートで確認できます。

プロジェクト情報

ライセンス
MIT(ソースコード。ブランド資産は対象外)
対応環境
macOS 14以降、Appleシリコン
実装言語
Swift 6, SwiftUI
確認したバージョン
v1.5.0 — 2026-10-25

インストール

open "https://apps.apple.com/app/id6799577992"

デモ

[object Object]
[object Object]

ライセンスの概要

リポジトリのMITライセンスはソースコードとドキュメントに適用されます。Muralumeの名称、アプリアイコン、マーク、指定されたブランド用ビジュアルは対象外で、サードパーティ製コンポーネントには各自のライセンスが適用されます。