BlitzはキーボードショートカットをmacOSのコマンドセンターに変えます。アプリ起動、ファイル検索、クリップボード履歴、スニペット、ウィンドウ配置に加え、対応するRaycast拡張をネイティブな画面で利用できます。個別の小さなユーティリティを行き来せず、一つの検索可能な場所にまとめたい人向けのオープンソースSwiftプロジェクトです。
ショートカットから幅広いコマンドを開く
ランチャーにはお気に入り、起動中のアプリ、あいまい検索によるアプリ候補を表示できます。初期設定では起動用ショートカットを記録でき、SpotlightのCommand-Spaceを置き換えることもできます。キー操作は固定ではなく、設定可能です。
検索、計算、スニペット、Quicklinks、Shortcuts、ウィンドウ操作、拡張機能なども同じ場所から呼び出せます。作業ごとに別のアプリを開く手間を減らせるのが、ランチャーを入り口にする利点です。
ファイル検索は、選択したフォルダ内をSpotlight経由で探します。独自のファイル索引を作るのではなくシステムの索引を利用するため、結果はSpotlightが対象場所を索引済みかどうかに左右されます。
Spotlightでファイルやスクリーンショットを検索
ファイル検索はmacOS Spotlightを再利用する設計です。別のカタログを作らずに済み、検索対象のフォルダを選ぶことで、よく使う場所に結果を絞れます。
スクリーンショット検索では、ファイル名に加え、オプトインした場合はOCRで読み取った文字からも画像を探せます。保存したメッセージや文書を見つけるのに便利ですが、画像内の文字を解析することになります。自分の使い方に合う場合だけ有効にしてください。
クリップボード、辞書、計算機
クリップボード履歴はテキストと画像に対応します。専用アプリを前面に開いたままにしなくても、以前コピーした内容を呼び戻せます。辞書検索や絵文字検索も同じコマンド画面から利用できます。
計算機は通常の四則演算や単位変換に加え、通貨や暗号資産の最新値も扱います。基本的な計算とは異なり、最新レートにはネットワーク接続が必要な場合があります。金融アドバイスとして使う機能ではありません。
スニペットとコマンドで繰り返しを減らす
Markdownスニペットはプレースホルダーやテキスト展開に対応し、カスタムシェルコマンド、Quicklinks、Apple Shortcutsも使えます。定型文をすぐ呼び出したり、より複雑な手順をコマンドやショートカットに任せたりできます。
Quick Actionsでは選択した文章の文法修正、書き換え、翻訳、要約などができます。機密情報を含む文章を送る前に、特にAI連携を使う場合は、どのサービスが処理するのかを確認してください。
ウィンドウを整えてデスクトップを操作
プロジェクトにはRectangle風のウィンドウ操作が約35種類あり、レイアウトや保存したルームも用意されています。ウィンドウの移動やサイズ変更、切り替え、いつもの作業環境の再現をコマンドから行えます。
ほかにもアプリのメニュー項目を呼び出したり、システム操作を実行したりできます。利用可否はコマンドとmacOSの権限によります。あらゆるアプリ固有の操作を置き換えるものではなく、ランチャーと自動化の入り口です。
日常の情報にもすばやくアクセス
カレンダーや会議情報、リマインダー、連絡先、メモ、カメラ、絵文字なども利用できます。Mac上のよく使う情報を確認するたびに、作業中のアプリから離れたくない人に便利です。
Raycastの設定をバックアップしたり、Blitzへ取り込んだりする機能もあります。すべての設定や拡張が完全に同じように動く保証ではなく、移行後に読み込んだ設定や権限を確認してください。
ネイティブSwiftUIでRaycast拡張を実行
特徴的なのは、Raycast拡張をBlitzのネイティブなSwiftUIインターフェースで実行できることです。Electron製の外枠に頼らず既存のコマンドを利用しながら、拡張エコシステムをランチャーに取り込めます。
ただし互換性は拡張ごとに異なります。未対応のAPI、サービス、前提条件に依存する拡張は動かないことがあります。READMEはネイティブ実行を説明していますが、Raycastカタログのすべてが変更なしで動くとは保証していません。
AIとMCPは任意の連携機能
AIチャットは任意機能で、初期状態では無効です。設定したAPIキーやインストール済みアカウントを利用できます。ローカルとリモートのMCPサーバーにも対応し、最初のツール呼び出し前に確認を表示します。カレンダーやリマインダーへの変更にはアシスタントの操作後に確認が必要です。
プロジェクトはテレメトリーを収集しないと説明していますが、接続機能がすべてオフラインという意味ではありません。リモートMCP、AIプロバイダー、通貨レートなどは各サービスと通信する場合があります。必要な連携だけを選び、それぞれのデータ利用方針も確認してください。
権限は機能ごとに確認する
Blitzによると、アクセシビリティ権限が必要なのは貼り付けとテキスト展開で、通常のアプリ起動には不要です。カメラやウィンドウ操作などを使う際、macOSが別のアクセス許可を求めることがあります。必要な機能を使う場合に限って許可しましょう。
自動化をまとめて有効にする前に、権限を確認する価値があります。シェルコマンド、取り込んだ拡張、MCPツール、設定したAIプロバイダーなどは、機密情報を扱う前に内容を把握しておきましょう。
公式の署名済みリリースをインストール
BlitzにはmacOS 26以降が必要です。Apple公式検索ではこのプロジェクトに一致するApp Store掲載が見つからなかったため、確認できた入手先は公式v1.0.41 Universal ZIP Releaseです。リリースページには更新内容があります。
READMEによると、配布ビルドはDeveloper IDで署名され、公証されています。ダウンロードしたアーカイブを展開し、Blitz.appをApplicationsへ移動してください。アプリは同じReleaseチャンネルから自動更新できると説明されています。
リンク先はソースコードのアーカイブではなく、実際のリリース用ZIPとして確認済みです。ブラウザーでダウンロードを開くには次を実行します。
open https://github.com/fa-krug/blitz/releases/download/v1.0.41/Blitz-Universal-1.0.41.zipプロジェクト情報
- ライセンス
- AGPL-3.0
- 対応環境
- macOS 26 or later
- 実装言語
- Swift 6
- 確認したバージョン
- v1.0.41 (official Release published 2026-10-12; universal ZIP verified)
インストール
公式の署名・公証済みUniversal ZIP:https://github.com/fa-krug/blitz/releases/download/v1.0.41/Blitz-Universal-1.0.41.zip
リリースノート:https://github.com/fa-krug/blitz/releases/tag/v1.0.41
macOS 26以降が必要です。ダウンロードを展開し、Blitz.appをApplicationsに移動してください。一致するApp Store掲載は見つかりませんでした。ライセンスの概要
リポジトリはAGPL-3.0を示し、同梱ライセンスはGNU AGPL version 3または任意でそれ以降のバージョンを選択できます。



