ファイルツリー、レンダリング済み文書、アウトラインを並べた3ペインのMac用Markdownワークスペースのコンセプトイラスト。

Markdown Reader:3ペインでMarkdownを読むmacOSアプリ

ファイルツリー、整ったプレビュー、見出し一覧を一画面に。ローカルのMarkdownを読み、必要なら編集もできる、Appleシリコン向けのネイティブMacアプリです。

要点
  • 再帰的なファイルツリー、Markdownのレンダリング画面、見出しアウトラインを3ペインで表示します。
  • GitHub Flavored Markdown、Mermaid、KaTeX、Prism、33種類のテーマ、Quick Look、PDF出力に対応。PlantUMLの描画にはネット接続が必要です。
  • Markdownソースの編集とローカルファイルの操作ができます。共同編集やクラウド同期を行うサービスではありません。
  • 現行の公式v2.4.7はmacOS 26以降とAppleシリコン向け。開発者署名はありますが、公証はされていません。MITライセンスです。

3ペインで長いMarkdownも見渡しやすく

Markdown Readerは、フォルダツリー、レンダリング済みの文書、見出しアウトラインを横に並べます。ツリーからファイルを選び、中央で内容を読み、アウトラインから目的の見出しへ移動できます。長い文書でも全体の構成を見失いにくいレイアウトです。

多機能な執筆スイートというより、ローカルの.mdファイルをすばやく開いて読むためのアプリです。必要なときにフォルダと見出しを確認できる、落ち着いた閲覧環境を目指しています。

豊富な描画機能と、ひとつのネットワーク要件

cmark-gfmとmacOS標準のWebPage描画を使い、表やタスクリストを含むGitHub Flavored Markdownを表示します。コードにはPrism、LaTeX数式にはKaTeXを利用します。

Mermaid図はローカルで描画されます。MermaidやKaTeXなどのランタイムは、文書で必要になったときに読み込まれるため、通常のMarkdownを開く際にすべての機能を一度に読み込む必要はありません。

PlantUMLにも対応しますが、プロジェクトの説明によるとネット接続が必要です。そのため、ローカル文書の閲覧には便利でも、あらゆる描画が完全オフラインで動くとは言えません。

読み取り専用ではなく、ソースも編集できる

ソース表示に切り替えるとMarkdownを直接編集でき、Cmd+Sで保存できます。プロジェクトによると、ファイルを切り替えても未保存の内容は保持されます。編集中の文書を置き去りにせず、フォルダ内を移動できます。

フォルダツリーからファイルの新規作成、名前変更、削除も可能です。これらの操作は開いているローカルファイルに反映されるため、単なるプレビューではなく、軽量なファイル作業環境として扱ってください。

公開されている使い方にはアカウント登録やログインはありません。一方、Markdown Readerはリアルタイム共同編集アプリではありません。Mac上のファイルを開いて読み、編集する用途が中心です。

FinderのQuick Lookとキーボード操作

FinderでMarkdownファイルを選び、Spaceキーを押すと、メインウィンドウを開かずにQuick Lookで内容を確認できます。文書全体をコピーする機能もあり、リッチテキストとMarkdownソースのどちらをコピーするか設定できます。

アプリ内ではCmd+Pでコマンドパレットを開き、アウトラインから見出しへ移動できます。検索、次を検索、前を検索などのショートカットにも対応し、再起動後も最後に見ていた位置を復元します。

文書をアプリの外で共有したい場合は、Cmd+Option+EでPDFに書き出せます。公開やチーム共同作業のサービスではありませんが、レビュー用の固定版を作るのに便利です。

テーマと表示言語を選んで読みやすく

プロジェクトにはダーク20種類、ライト13種類の計33テーマがあり、色やコントラストも調整できます。ソース文書を変更せず、長時間の読書に合わせて表示を整えられます。

アプリの表示言語はシステム設定に従い、簡体字中国語、繁体字中国語、英語が案内されています。リポジトリにある複数言語のREADMEは、アプリ内の表示言語が同じ数だけあることを意味しません。

公式Releaseからv2.4.7をインストール

公式v2.4.7 DMGまたはZIPをダウンロードし、Markdown Readerをアプリケーションフォルダへ移動します。公式のHomebrew tapとcaskも利用できます。

brew tap davidhoo/markdownreader
brew install --cask markdownreader

このリリースはmacOS 26(Tahoe)以降が必要で、Appleシリコン向けです。開発者署名はありますが公証されていないため、初回起動時にmacOSがブロックする場合があります。プロジェクトの案内はアプリをControlキーを押しながらクリックして「開く」を選ぶ方法、またはシステム設定の「プライバシーとセキュリティ」から「このまま開く」を選ぶ方法です。Gatekeeperを回避するTerminalコマンドは案内されていません。

MITライセンスとプロジェクトリンク

Markdown ReaderはMITライセンスのオープンソースソフトウェアです。最新情報はリポジトリとREADME、v2.4.7 Release、Homebrew cask、公式サイトで確認できます。

プロジェクト情報

ライセンス
MIT
対応環境
macOS 26 (Tahoe)+; Apple Silicon release
実装言語
Swift and SwiftUI with cmark-gfm, WebPage and WKWebView
確認したバージョン
v2.4.7 (official release checked 2026-09-24)

インストール

open https://github.com/davidhoo/MarkdownReader/releases/latest/download/MarkdownReader.dmg

ライセンスの概要

Markdown Readerは寛容型のMITライセンスで公開されています。ソフトウェアのコピーや主要部分を配布する場合は、著作権表示とライセンス文を保持してください。無保証です。