fanfanは、Mac内部の温度を確認し、ファンを制御するmacOSネイティブのメニューバーアプリです。回転数だけを動かすスライダーではなく、監視に加えて手動・温度連動・ファームウェア制御を選べます。
2026年10月1日に確認した最新GitHub Releaseはv1.5.1です。Apple SiliconとIntelの両方でmacOS 26以降に対応します。ファンレスMacではセンサーを確認できますが、制御するファンはありません。
温度をひとつ表示するだけではない
概要にはファンのRPMと、取得できるCPU・GPU・SSD・バッテリー温度を表示でき、短い温度チャートで負荷による変化も確認できます。Sensors画面では、Macが返す測定値をさらに詳しく見られます。
センサーの種類やファンの回転範囲はMacのモデルによって異なります。設定を変えなくても簡易ハードウェアモニターとして使えますが、すべてのMacで同じ情報や操作が出るわけではありません。
ファームウェア・手動・自動から選ぶ
fanfanには、macOSのファームウェアに任せるモード、RPMを手動指定するモード、温度に応じて調整する自動モードがあります。ファンが複数あるMacでは、それぞれ個別に設定できます。
自動制御では目標温度、最大回転数、反応速度を調整でき、Power Saving、Balanced、PerformanceのプリセットとCustom設定が用意されています。滑らかな変化と上昇・下降で異なるランプ制御により、回転数の急な行き来を抑えます。
ハードウェアの上限を越えずに反応を調整
目標温度と最大RPMを使って、ファンが動き始める条件や自動カーブの上限を調整できます。プリセットが作業内容に合わない場合は、PIDゲインを変更する上級者向けの設定もあります。
ヘルパーは、ハードウェアが報告する最小・最大RPMの範囲外にある指令を拒否します。高温アラートを設定し、しきい値に達したとき自動制御へ戻すこともできます。
それでもファン制御には注意が必要です。騒音、温度、反応はMacの機種や作業負荷によって変わります。こうした調整を管理したくない場合は、ファームウェア制御を選んでください。
必要な数値だけをメニューバーに表示
メニューバーには温度、電力使用量、ファン速度の割合を表示でき、何も表示しない設定もあります。普段は小さく保ち、詳しいチャートや個別ファンの操作はポップオーバーや設定画面から行えます。
高温アラートと、通知時に制御へ戻す動作も選べます。バージョン1.5.1では通知を押したとき温度パネルに戻る挙動も改善され、普段アプリを閉じている場合に便利です。
特権ヘルパーの初回設定を理解する
メインアプリはroot権限なしで動きます。macOS Service Managementに登録された小さなCヘルパーが低レベルのSMC接続を担当し、XPC経由で指令を受けます。アプリ全体を管理者権限で実行する設計ではありません。
初回起動時にInstall Helperを押し、システム設定 → 一般 → ログイン項目と機能拡張でfanfanを許可します。現在の手順では管理者パスワードを入力しませんが、特権バックグラウンドコンポーネントを明示的に承認する必要があります。
fanfanが停止したときの動作
ヘルパーは開発者が署名したfanfanアプリからの指令だけを受け付けます。アプリを終了またはクラッシュするとファン制御はMacのファームウェアへ戻り、アプリが終了せず応答しなくなった場合は短いリースが引き継ぎを担います。
これは有用な安全策ですが、温度グラフを見なくてよいという意味ではありません。自動制御に頼る前に、ヘルパーが登録済みで、アプリに表示されるモードが意図した設定になっているか確認してください。
ファンレスMacでは監視機能を残してファン操作を隠します。ファンが複数ある場合、許容されるRPMの範囲もデバイスごとに異なります。
対応環境とプライバシーの範囲
対応OSはmacOS 26以降で、Apple SiliconとIntelの両方を対象にしています。ファンレスMacでは温度監視のみ利用でき、読み取れるセンサーは機種に依存します。
プロジェクトによると、センサー読み取りと制御はローカルで行われ、分析機能、ネットワーク接続、データ収集はありません。これは開発者の説明であり、独立監査ではありません。実装と更新履歴はGitHubリポジトリで確認できます。
ヘルパーは特権コンポーネントなので、ログイン項目と機能拡張で求められる許可を確認してください。ファン制御を任せたくなくなったらアプリを削除できます。リポジトリにはヘルパーの削除方法も記載されています。
公式v1.5.1 DMGをインストール
プロジェクトはGitHub ReleasesとHomebrew caskを案内しており、公式インストール情報やAppleのカタログでは一致するMac App Store掲載を確認できませんでした。完成済みアプリは公式fanfan v1.5.1 macOS DMGから入手し、開いたDMG内のfanfan.appをApplicationsへ移動します。初回起動時はログイン項目と機能拡張でヘルパーを許可してください。
open 'https://github.com/hoobnn/fanfan/releases/download/v1.5.1/fanfan-1.5.1-macOS.dmg'MITライセンスと任意のパッケージ管理
ソースコードはMIT Licenseです。パッケージ管理による更新を好む場合、READMEには公式hoobnn/tapのHomebrew caskも記載されています。通常利用のためにソースからビルドする必要はありません。
fanfanはあなたのMacに合う?
ファンを制御できるMacで、温度と回転数を一緒に確認したい人、特権ヘルパーを承認して制御モードを選べる人に向いています。
ファンレスMacでは速度を変更できず、現在のリリースにはmacOS 26以降が必要です。まず監視またはファームウェアモードから始め、機種の測定値を確かめてから自動カーブを調整するか決めるとよいでしょう。
プロジェクト情報
- ライセンス
- MIT
- 対応環境
- macOS 26以降、Apple SiliconおよびIntel。ファンレスMacでは取得可能なセンサーを監視できますが、制御するファンはありません
- 実装言語
- Swift、SwiftUI、AppKit、IOKit、小規模なCヘルパー
- 確認したバージョン
- GitHub Release v1.5.1(2026-10-01確認)
インストール
# Open the official v1.5.1 DMG:
open 'https://github.com/hoobnn/fanfan/releases/download/v1.5.1/fanfan-1.5.1-macOS.dmg'ライセンスの概要
リポジトリはMITライセンスです。ファン制御は別の特権ヘルパーで実装されています。ライセンスとOSが求めるヘルパーの許可を確認してください。



